我が芸大アメリカンフットボール部バイパースは創部以来何度かの存続危機がありま
したが、今年度は今までに経験したことのない最大のピンチに陥っております。
昨年度も新入部員勧誘時に感じたことなのですが、クラブ活動への関心が以前に
比べ薄くなってきているように思います。
また、入部してくれても実習や課題、アルバイトなどでクラブ活動の優先順位が低く、そのうちに興味が薄れ辞めていってしまうといった状況担っております。
他大学の関係者に話を聞いても、なかなか一般学生が体育会に入ってくれることは
厳しい状況のようです。ほとんどがAOかスポーツ推薦枠での入部者です。
それに加え、今年度に入り新型コロナウィルスの影響で新入部員のリクルート活動も
ままならぬ状況に陥りました。
我が校は芸術大学でありスポーツを優先にといった考えは本末転倒であることは当
然のことであります。そのような観点から考えると52 年間も続いたことは奇跡かも
しれません。この奇跡は芸大という特殊な環境の中にあってくじけず乗り越えてきた
OB・OG の皆さんの素晴らしい情熱の賜物であることに違いありません。
ではここ数年の現役部員は彼らのような情熱がないのか ・ ・ ・
決してそんなことはありません。少ない部員数ですが一生懸命練習にリクルートに励
んでおります。しかし、前述のような状況で昨年度リーグ戦は単独チームでは参加で
きず、合同チームとして参加させていただきました。
ご存知の方も多いと思われますが、アメフトという競技は1プレーずつフォーメーションを決めてオフェンスもディフェンスも全員が動きます。それだけに合同チームとなりますとなかなか思うようなフォーメーションが決められません。
何としても単独チームができるだけの部員を集め、戦わせてやりたいと思っているの
ですがなかなか厳しい状況です。
昨年暮れより危機感を募らせたOB 有志が集まり、いろいろなアイデアを出しあって
おりますが、なかなか良い案は浮かんできません。ほとんどのOB・OG の皆さんは
バイパースに入部して良かったと思っておられると思います。私自身も芸大の思い出
といえばアメフトしか思い出せないくらい強烈なものがあります。
50周年記念パーティーに多くのOB・OGが集まったことがその証と言えます。
廃部するのは簡単なことです。しかし、何もしないで自然消滅してしまうのではなく、今こそ我々OB・OGが一人一人自分のこととして捉え、バイパース再生のために
力を結集できればと思っております。
また、毎年お願いしているのですが、Wings読者のみなさま、自分たちのご子息様、
お知り合いのご子息様で高校でスポーツをやっていたが大学は芸術系に行きたいと
いう方がおられましたらご一報いただければと願っております。
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